オリエンタルホテルは何処
先日、横浜の元町と中華街を散策。
元町はちょうどチャーミングセールで賑わっていた。
皮の専門店、ヒロキを覗いた。
ヒロキに寄ると、ビンのコカコーラを飲むのが楽しみだったが、
年代物のコカコーラの自動販売機はなくなっていた。
中華街を歩いていると、あのオリエンタルホテルが無いのだ。
学生時代から気になっていた、無国籍ホテル。
このホテル、一泊3500円の素泊まりだったようだ。
オリエンタルホテルは、どこか惹かれるホテルだった。
3階建のホテルは東南アジアの素泊まりホテルにも似ていた。
中華街で異彩を放っていたオリエンタルホテル。
その残像を私は夢のように見ていた。
客引き・・・
その日私は錦糸町の南口を駅に向かって一人で歩いていた。
突然、中国系?っぽい30前後と思われる小綺麗な女性に声を掛けられた。
その夜は、少々私は酩酊状態。
店だったか、部屋だったか御一緒にと言われたような気がした。
「今日は帰るんだ」
と断ると、「じゃあ飲みにいきませんか」
と美人に誘われ、少々心が揺らいでしまった。
「う〜ん飲みに行くだけならな・・・」
と曖昧に答えると、
物凄い力で腕をつかまれた。
その時の腕の痛みで、我に返った。
「こいつは客引きだ!」
その客引きの女性は、
もうひとりの客引きの女性を呼んだ。
客引きの連携プレーだ。
私は二人の女性に両腕をつかまれた。
「離してくれないか、痛いよ」
と言うと、
「飲みに行くだけだから」
と何度も言っていた。
相変わらず私の腕はブロックされていた。
そこで、
「帰らして」
と最初に誘ってきた女性の耳元に優しく言うと、
「もういいよ」
と言って、もう一人の女性に目配せして手を離してくれた。
家に帰って腕をみると軽く痣が残っていた・・・
ボーカルはお内裏さま
3月3日のスナックでのこと。
ひな祭りということで、
お祝いに「うれしいひなまつり」を唄った。
カラオケの画面にお内裏さまのイラストが出ると。
女性から「お内裏さまに似てる」
との声が上がった。
ボーカルの私はお内裏さま・・・