2017-03-19 父はひとり・・・ 俳句 嫁がせて 父はひとり りんご剥く 小津安二郎監督の「晩春」のラストシーンを俳句にしました。 大学教授の父親の周吉(笠智衆)は、娘の紀子(原節子)を嫁がせた夜、 娘のいない自宅でひとり、りんごの皮を剥く。 周吉と紀子は父と娘のふたり暮らしだった。 剥かれたりんごの皮がはらりと落ち、 周吉もうなだれるのだった。