「時をかける少女」


BSで、原田知世主演、大林宣彦監督の「時をかける少女」を見る。
大林監督の尾道三部作特集を映画館で見たことがある。
その特集で、この「時をかける少女」を見た。
原田知世は、実に新鮮な女優で、きらきら輝いていた。
捥ぎたての魂が、眩しかった。


ただ、一筋縄でいかない大林監督は、
ある予言を原田知世にかけていた。
何年か後、原田知世は、この「時をかける少女」の、
原田知世に、ある意味で、復讐される存在になると・・・・
時をかける少女」の原田知世
その存在感の大きさゆえに、
彼女は苦悩することとなったのか・・・・


ラストの大人になってからの、和子(原田知世)の場面に、
大林監督は、何を暗示したかったのか・・・・
謎めいたシーンだ。


私は、彼女の弓道のシーンが、凛々しくて好きだ。
そして一心に、謎の未来少年深町君を見つめる姿は健気だ。
何よりも原田知世は、キュートで清潔感がある。


また、松任谷正隆の音楽は、この映画の効果にピッタリだ。
幻想的にして、どこか懐かしいメロディー。


私は、NHKの少年ドラマシリーズで見た、
「タイムトラベラー」も好きだった。
同じ筒井康隆の原作を、それぞれ違った角度から映像化している。
そして、いずれも私の心に刻まれた、懐かしい作品だ。