2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

静の舞

吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りし人の 跡ぞ恋しき(吉野の山の峰の白雪を踏み分けて姿を隠していったあの人(義経様)が恋しい) 静御前の舞は、 義経への思慕の念が溢れ、 いつしか痛々しい程に美しい調べとなる。

雪の別れ

み吉野の 静御前の 涙雪 大河ドラマ「義経」の印象深いのは、 義経(滝沢秀明)と静御前(石原さとみ)の別れのシーン。 雪降る吉野山中で義経と静は又の再会を誓い別れる。 義経の子を身籠った静は、 頼朝(中井貴一)の追手に狙われる義経には足手まといに…

相合傘

夕立や 相合傘は 蛇の目傘 「男はつらいよ」で寅さん(渥美清)とリリー(浅丘ルリ子)が雨の中、 柴又の町を相合傘(あいあいがさ)で歩くシーンがあった。 その傘は「とらや」と書かれた蛇の目傘。

緊張したスピーチ

昨日は、業界団体の前会長の叙勲祝賀会の発起人代表を務める。 金屏風の前で受賞者とお客様をお出迎え、 発起人を代表しての挨拶などが、 私の務めとなる。 発起人代表の挨拶は、本当に緊張した。 スピーチの中で、 「奥様の内助の功に心より敬意を表します…

叙勲祝賀会挨拶

明日は、私が所属する業界団体の前会長の「叙勲受賞祝賀会」が開催される。 この祝賀会のためにタキシードを新調した。 私は、代表発起人なので、発起人一同を代表しての挨拶をする。 祝賀会の一番目の挨拶となる。 業界団体の名誉会長をはじめ、国会議員、…

曼珠沙華(マンジューシャカ)

その日も菩提寺のあちこちに彼岸花が咲いていた。 毎年このお彼岸の時期に墓参すると、 彼岸花が咲いており秋を感じる。 お寺の彼岸花は紅い花だけではなく、 白い花も咲いている。 彼岸花は別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる。 境内の彼岸花を…

リリーの想い

「男はつらいよ/寅次郎紅の花」のこんな科白が、 何故かしら頭から離れない。 それはリリー(浅丘ルリ子)が寅さん(渥美清)に、 「恋ってぶざまなものよ」 という科白。 いつもカッコばかりつけて、 結局、女性に想いを告げず去ってゆく寅さん。 この「寅…

青汁

市川海老蔵のブログで青汁を愛飲してるとの記事を読んだ。 そんな話題もあり、試しに一週間ほど前から青汁を飲んでみた。 人間ドックの結果、悪玉コレステロールがやや多かったこともある。 最近、お腹が張るようなことが多かったが、 青汁を飲んで解消され…

読書の秋

読書の秋ということで、 本屋で「禅、シンプル生活のすすめ」桝野俊明箸と、 大人もぞっとする原典『日本昔ばなし』由良弥生箸を購入。 「禅、シンプル生活のすすめ」の心の中にけじめをつける、 そんなことばが心に染みた。

人形町でランチ

お昼は会社の係長と日本橋人形町でランチ。 このお店は甘酒横町にあり、 20年ほど前からお世話になっている。 係長はハンバーグ、私はカツレツを注文した。 彼は久保田利伸似の好青年。 「レトロな落ち着いたお店ですね」 「ハンバーグ美味しいですね」 と…

聖女の舌紅し

十字架を 握る聖女の 舌紅し 広末涼子主演の「聖女」を観て俳句にした。 十字架を握る聖女は紅い舌を秘めている。 蟷螂に 生餌与えし 女優かな * 蟷螂(とうろう)はカマキリのこと。まりあは聖女か悪女か、広末涼子の演技に凄みがある。 蟷螂に生きた餌を…

霜注意報

北海道の道北に霜注意報が発令された。 すでに9月14日午後11時現在、沼川では気温が5度を切っている。 東京都心の真冬並みの気温だ。 気温が3度以下になれば霜が降りることが有る。 気温は地表から1・5メートルの高さの温度であり、 地表は気温の測…

驚くほどの美味しさ

知人より梨が自宅の届けられた。 梨は千葉県の市川産の豊水。 さて、この梨なのだが、 大玉で甘みも抜群、みずみずしくすこぶる美味。 今まで食べたことがないくらいおいしい梨。 「あまりの美味しさに驚きました」 と礼状に書いたほどだ。

狐火

狐火の 乳房を灯す 蛍かな 鬼平犯科帳の「狐火」を見て一句。 盗賊の棟梁の二代目、 通称、狐火は密偵おまさの昔の男だった。 そんなおまさがある事件を切っ掛けに二代目狐火に再会する。 おまさの胸は高鳴る。 狐火にとってもおまさは忘れられない女だった…

月見酒

鬼平犯科帳を見終り、 そうだ月見酒をしようと冷蔵庫を覗いてみると、 誕生祝に頂いたスパークリングワインがあった。 月は皓皓として美しい満月。 ワインの月見酒も乙だな・・・

鈴虫

鈴虫や 電話をくれぬ 人待てり ラジオから竹内まりやの「シングル・アゲイン」が流れてきた。 「私と同じ痛みを感じるなら 電話ぐらいくれてもいいのに」 窓を開けると月光が雲間から差し、 鈴虫の声が聴こえる。 ふとそんな折に浮かんだ俳句。 明日は中秋の…

引く手あまた

先日、業界団体の事務局長をされていた方と久しぶりに会食をした。 ある料亭での二人きりの会食となった。 二年ほどその方には事務局長を務めて頂いた。 衛生管理のスペシャリストで、役所では技監の役職だった。 彼は年齢は60過ぎ、 小柄な色黒の方で、一…

ナガラミの味

テレビを見ていたら、 とんねるずの木梨憲武が九十九里でナガラミ貝を食べていた。 さりげなく美味しいナガラミ。 ああ、俺も日本酒を飲みながらナガラミを食べたいな・・・・

風の盆

輪踊りの 闇に消えゆく 風の盆 立春から二百十日、 越中おわら風の盆の季節となった。 五穀豊穣を願い踊る風の盆。 哀調の胡弓の調べに、 輪踊りが幻のように過ぎてゆく。