2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

邦楽の一日

4月29日の昭和の日、邦楽を鑑賞する。 邦楽は、毎年鑑賞している「日本橋くらま会」の発表会。 会場は、日本橋三越デパートの三越劇場。 日本橋の粋な旦那衆や女将さんが、自慢の喉をご披露する。 7月には浅草の、雷ゴロゴロ会館で発表会をする。 年二回…

天国と地獄

山本勘助(内野聖陽)は由布姫(柴本幸)を逃がす。 しかし、武田晴信(市川亀冶郎)は、由布姫を側室にと望む。 由布姫は勘助に、真実の瞳を見る。 勘助は、由布姫を生かすため、敢て悪者になり、 由布姫を裏切る役割を演じる。 由布姫に遥かなる憧れを胸に…

本の衝撃

世にタレント本というものがある。 写真が多く、あまり文章の内容のない本の代名詞になっている感がある。 そんなタレント本のなかで、全く違った光彩を放った本がある。 山口百恵著の「蒼い時」と矢沢永吉著の「成りあがり」だ。 共通しているのは、作者の…

絵本

エリック・カール作の絵本「はらぺこあおむし」を読む。 アメリカ・グラフィックアート協会賞受賞作。この絵本のお話は、 生まれたばかりのあおむしが、おなかがぺこぺこで、 りんご、なし、すもも、いちご、オレンジ、とつぎつぎと、たべてゆく。 あおむし…

プラネタリウム

プラネタリウムに行きたくなるときがある。 でも、学生時代、渋谷の五島プラネタリウムに行ったきりだ。 プラネタリウムは、美しい異空間をつくり出す。 星座たちのドラマが、しばし現実を忘れさせる。 東京三鷹の大沢天文台に行ったことがある。 武蔵野の中…

女優 加藤治子

加藤治子は、不思議な女優だ。 齢(よわい)80歳を過ぎても、女を感じさせる女優。 森光子とは違った意味で、永遠の女優。 私は、小学生のとき見た、「泣かないでかあちゃん」というドラマで、 加藤治子が母親役を演じていた。 戦争中、夫(大坂志郎)が、…

鈍感力

今日は、休暇を取る。 外は雨。 のんびり家で、寝たり音楽を聴いて過ごそうと思う。 何もしないことも一日。 井上陽水ではないが、「白い一日」あるいは「白いページ」 の時間も芳醇な時空となる。 ビッシリと書かれた予定に満足を感じることがある。 やるこ…

説得

先日、クラブのチーママと話したときのこと。 チーママが、ホステスさんからかなり厳しい言葉を受けたらしい。 このクラブは、所謂バツイチが多く、 サイドビジネスで夜働いている女性が多い。 30代の、子供がいるホステスさんもいる。 チーママは、頭の回…

勘助の筋書き

戦国の世とは、喰うか喰われるかの厳しい世の中。 武田に降伏した諏訪頼重(小日向文世)は、妻の禰禰(桜井幸子) と共に、甲府に護送される。武田家当主の晴信(市川亀冶郎)は、 頼重の嫡男の寅王丸こそ、諏訪家の当主だと言明する。 それは、取りも直さ…

炉辺焼き

先日、業界の友人と炉辺焼きに入った。 友人といっても、一回り以上年長の専務さんだ。 その専務の馴染みの炉辺焼きで、待ち合わせになった。 私は専務から、場所を教えられ店に向かった。 繁華街から、少し奥に入ったところに、店はあった。 こじんまりとし…

絵本『100万回生きたねこ』

佐野洋子の絵本、「100万回生きたねこ」を読む。 『100万回も しなない ねこが いました 100万回も しんで、 100万回も 生きたのです。 りっぱな とらねこでした。』 こんな文章で、この物語は始まる。 このとらねこは、けして他人を愛さない(…

葬儀

先日、会社の所長のご母堂様の弔問に伺った。 彼は、私の部下で明朗なスポーツマンだ。 彼は、とても母親思いの息子さんだ。 ご母堂様は、まだ60代の、お若い身での旅立ちであった。 春だというのに、外は寒風の冬のような陽気。 御焼香をし、通夜振る舞い…

時代劇

私は時代劇好きだ。 「鬼平犯科帳」「風林火山」などはよく視ている。 今日は、柳生十兵衛〜最後の闘い「孝養の剣」を視る。 村上弘明の柳生十兵衛は、どこか品があり、それでいて迫力もある。 「八丁堀の七人」の青山久蔵役の村上弘明は、渋かった。 特に、…

写し鏡

「劇文学は、男女の関係の最高の社会的矛盾である情死や密通のような悲劇的 な逆説を人間関係の普遍性とみなす」 「言語にとって美とはなにか」吉本隆明著 明治生まれの祖母は、30代で夫を失い、4人の子供を育て、 一生ひとり身を通した。 祖母の倫理観念…

コブクロの「蕾」が好きだ。 甘く切ないコブクロの歌声。 様々な思い出を喚起する力がある。 私は、3月の早春の大学のキャンパスを思い出した。 私が通っていた大学は、新宿から1時間ほどの、 田舎の大学だった。 一応湘南ではあるが・・・・ 三月の花や木…

レオナルド・ダ・ヴィンチ

『レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の実像』を鑑賞する。 この展覧会は、上野恩賜公園にある東京国立博物館で開催されている。 期間は、2007年3月20日〜6月17日。 レオナルド・ダ・ヴィンチは、NHKで放送された、 「レオナルド・ダ・ヴィンチの…

男の着物

一時メガネ男子が若い女性に、注目され、 その次が、背広男子が流行った。 着物男子は、流行らないだろうか・・・・・ 昨年、「純情きらり」の達彦役でブレイクした福士誠治、 冬吾役の西島秀俊は、着物姿がよく似合う青年だった。 二人は和風男前の俳優。 …

着物の魅力

先日、ある料亭で、二人のご夫人の着物姿を拝見した。 一人の女性は、三十前後とおぼしき方。 いま一人は五十前後のご夫人。 お二人とも、着物を着慣れた方とお見受けした。 年配のご婦人は、少し着崩した感じで、玄人ぽい着こなし。 若い方のご夫人は、所作…

おみやげ好き

お土産を買うのが好きだ。 色々旅行やデパートで、土産を見て歩くと楽しい。 デパ地下は、一人でよく行く。 先日は、日本橋人形町で、博多明太子を会社の土産で買った。 明太子をはじめとした、博多の名物を販売しているお店だ。 小さな店構えだが、手作りの…

カワハギ

カワハギにはまっている。 カワハギは、刺身で紅葉おろしで食べるのも美味しい。 特に肝を溶いて食べると、淡白な白身と肝のまったりした風味が、 絶妙な味を醸し出す。 カワハギの煮付けも、やはり肝が美味しい。 淡白なカワハギには、日本酒が合う。 先日…

浅田真央&キム・ヨナ初対談〜二人の天才16歳の素顔

浅田真央は明るい。 彼女の観音様のような顔が、人々に親近感と安心感を与えるのではないか。 韓国の銀盤の女王、キム・ヨナは、大人の表情だ。 内に秘めた気迫を彼女から感じる。 同じ歳で、生まれも9月で同じ月の二人は、共通点も多い。 世界選手権では、…

花曇

今日は、花曇。 そして、統一地方選挙の投票日。 東京都知事選挙の日。 なんとなく、政治も花曇のような感じだ。 はっきりしていた政権運営の、小泉首相とは違い、 安倍首相は、どこか薄ぼんやりした、政治の印象がある。 可もなく不可もなくといったところ…

旬の食べ物

春になって食べた旬の物、鰹のたたき、そら豆、生白魚、 蛤の吸い物、鯛の刺身、菜の花の御浸し。 まだ食べてない、ぜひ食べたい物。 筍ご飯、筍の木の芽和え。 浅蜊ご飯、ぼらの山椒味噌付け焼き、鮒飯、などなど、 昨日は、「鬼平犯科帳」を視れなかったの…

1リットルの涙特別編〜追憶〜

「1リットルの涙特別編〜追憶」を視る。 実は、一昨年に放送されたときは、この番組は視ていなかった。 沢尻エリカは「タイヨウのうた」で初めて知った女優。 「1リットルの涙」の沢尻エリカは、初々しい感じがある。 彼女の演技は光る。 病院の公衆電話か…

潮目

先日、イラクのサマーワの近況をテレビで放送していた。 サマーワでは、自衛隊の支援で、水道が引かれ、 いつでも、蛇口から水が出るようになったと報告されていた。 イラクの子供達が、シャワーを浴び嬉しそうだった。 自衛隊派遣には、様々な批判もあった…

季節はずれの雪

今日東京で季節はずれの雪を観測。 皇居にみぞれが降る様は、明治の世を再現するかのようだ。 薄墨色の世界は、東京をタイムスリップさせる。 四月に東京都心で雪が降るのは、19年ぶり。 上空5000メートルに、マイナス30度の真冬並みの寒気が流れ込…

植木等の誠実

植木等氏が3月27日に、呼吸不全で亡くなられた。(享年80歳) 私にとって、植木等は、コメディアンより、俳優としての印象が強い。 勿論、ハナ肇とクレージーキャッツ時代の「スーダラ節」も記憶にあるが・・・ 植木等の人物像は、一様に真面目であると…

春はジェットコースター

二日前の東京は、25度近い初夏の気候、 今日の日中は7〜8℃の真冬の気温。 富士五湖の山中湖あたりでは、雪も降った。 まさに、ジェットコースターのような、気候変動だ。 体の調子も狂ってしまう。 私は、テレビコマーシャルの、長澤まさみに元気ずけら…

今年の桜は去年の桜ではない

「死は、個人にたいし類の冷酷な勝利のようにみえ、 またそれらの統一に矛盾するようにみえる。 しかし特定の個人とは、たんに一つの限定された類的存在にすぎず、 そのようなものとして死ぬべきものである。」 カール・マルクス(経済学哲学草稿) 人間は、…

福山雅治 PHOTO STAGE

深夜目が覚め、テレビをつけたら、福山雅治のライブを放送していた。 PHOTO STAGEと、銘打って、写真にちなんだ曲を歌う。 例えば、アメリカ、ニューヨークの2001・9・11同時多発テロの、 燃える世界貿易センタービルの写真。 同時多発テロ…