2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

名義変更

判は一度だけかと思っていた。 それなのに、なんやかんやと判を押すことが多い。 今日も会社の昼休みに保険の受取人の名義変更で、 外交員を雅美は呼んでいた。 雅美は先月、離婚届に判を押し、 正式に夫と別れた。 別段、夫の浮気があったわけでもない。 し…

夜の匂いの水中花

抱かれて 夜の匂いの 水中花 かけひきの 愛色褪せり 七変化 七変化(しちへんげ)は紫陽花(あじさい)の別名で夏の季語 かげふみの かげ重なりて 夏はざま

猫を抱く

思い出に 妬きもち焼いて 猫を抱く

出航(SASURAI)

ブラインド越しの深夜の摩天楼。 男は食中花のようだと思った。 男は寺尾聰の「出航」(SASURAI)を聴いていた。 記憶のパンドラの箱が開き、 あるひとの匂いが突然甦った。 「おまえの匂いは記憶の彩りだけど・・・」 ちょうど、そのフレーズだった…

名誉会長ご逝去

ご尊敬申し上げる業界団体の名誉会長がご逝去された。 享年81歳。 一か月前に名誉会長の会社に訪問した時はお元気で、 ハワイに行かれた話をお伺いしたのに・・・ 名誉会長の訃報を知ったのは、 「生前あなたには大変お世話になりましたので、 まずご連絡…

妻は、くの一 「あやかし」

くとノと一を合わせると女という漢字になる。 くノ一とは女そのものを表現する言葉なのだろうか・・ くノ一と御高祖頭巾(おこぞずきん)は女の秘めた色気がある。 くノ一の 闇を切り裂く 恋路かな 今回は「あやかし」という題。 「あやかし」は怪異の総称、…

火中のクリ

業界団体の懇親会の折、 「火中のクリを拾うことになりましたね」 「大変な時期の大役でしょうけど、協力しますよ」 そんな言葉を60代の理事からいただいた。 初めての新執行部の理事会は、 以前の会議より意見が活発に出るようになった。 「議長が指名し…

ひと段落

昨日は、提案書の提出と夏季のイベントの全体ミーティングを行った。 提案書は最終チェックを私がして一部修正をして提出。 書類審査の後、9月にプレゼンがある予定。 仕事もひと段落。 今日は業界団体の新執行部による初めての理事会。 事務局長とは事前に…

相互会社

保険会社から年に一度、 決算報告が届く。 また配当はなしか・・・ 予定利率が高い保険だからしょうがないと諦める。 もう25年以上生命保険を掛けているが、 幸いにも一度もお世話になったことがない。 そんなことをあれこれ考えながらも、 生命保険は大切…

夕立

日が傾き突然、都心は夕立になった。 特に渋谷近辺では激しい雨となった。 夕立に洗われたビル街 緑の匂いがよみがえり どこかやさしげ・・・ ビルの街 洗い清めし 夕立(ゆだち)かな

一日が一生

今日印象に残った言葉、 「一日が一生」

役者の夫婦は共稼ぎ

市川染五郎(現松本幸四郎)と紀子夫人の 「夫婦でワインなんてね、洒落ちゃおか、やってみようかな」 というコマーシャルが好きだった。 新婚のお二人がワインを楽しむ姿は、 梨園のニューファミリーといった感じだった。 そういえば教会で結婚式を挙げられ…

切れ長の・・・

切れ長の 涼やかなりしそのひとの 椿の柄の扇子ひろげたる様 さながら一幅の美人画の如し

妻は、くの一

市川染五郎主演のドラマ「妻は、くノ一」が面白い。 くノ一織江役の瀧本美織は日本美人。 艶々おでこが可愛らしい。 このドラマ忍者ものというよりは恋愛ドラマ。 平戸藩士で海と星しか興味のない雙星彦馬(市川染五郎)と、 御庭番のくノ一織江(瀧本美織)…

処理すべきこと

企画提案書の作成、クレーム処理、夏季の大型イベントの人員募集と教育、 ISOの会議、見積作成と処理すべき仕事が次々とあるが、 3人の課長がそれぞれ業務処理を適切にこなしている。 仕事の代理化をしなければ、一人の仕事量は限られている。 私の力は…

目覚ましカレー

部屋はカレーの匂いが漂い、 ラジオからはクラシックから流れている。 スパイスに目覚まし効果があるというカレー。 明日は朝カレーを食べよう・・・

心美とは・・・

知り合いの女性が心美サロンを企画している。 内面と外面の美。 そもそも「美」とは何か・・・ アンチエイジングという考え方もある。 一方で、 「名もなく貧しく美しく」 「清貧」 「心を磨く」 そんな言葉もある。 「心美」について漠然と考えていたらある…

ファシズムが始まるとき

ユーモアを鎖国してしまうとき それはファシズムが始まるとき

恵みの雨

昨日は西日本にも恵みの雨が降った。 猛暑だった大阪にも慈雨が降り、 暑さも一服。 会社もボーナスが支給できて一服・・・ ある社員は奥さんに、 「会社は厳しいのでボーナスはないんだ」 との報告をしている。 ただし、その奥さんに会社のパートをお願いし…

二千円札と沖縄県

2000年、日本の21世紀は沖縄から始まった。 沖縄サミットと二千円紙幣の発行だ。 しかし現在、守礼門のデザインの二千円札は、 沖縄県以外ではあまり流通されていない。 沖縄県では普及キャンペーンを行い、 流通促進を図っている。 沖縄の基地の問題…

恋は遠い日の花火ではない

女優の田中裕子は独特の色香がある。 サントリーオールドの「恋は遠い日の花火ではない」 田中裕子は可愛い年上の女性。 若い男性からの思いがけない好意の言葉に、 嬉しさのあまり、 ちょっとおどけて跳ねてしまう。 映画「天城越え」の娼婦を演じる田中裕…

安保記念日

1960年の6月15日、 国会前は大勢のデモ隊溢れていた。 30万人ともいわれる人の波。 この日、東京大学の学生樺美智子さんがデモの中、 亡くなられた。 今日は60年安保(日米安全保障条約)の日だが、 安保闘争を取り上げてる番組はない。 安倍首相…

父の日

初めての 父なき父の日 迎えけり6月16日は父の日。 街では父の日のプレゼントや、 父と娘のとハイボールなどの広告が見られる。 今年は初めて父のいない父の日を迎える。 父を想いながら、ひとり酒でもしようか、 いや瞼の裏の父と一緒にふたり酒・・・・

お願いにあがる

業界団体の退任された会長に相談役の就任のお願いに会社に伺った。 会長副会長の三役会の総意で前会長の相談役就任が決まり、 わたしが前会長に就任のお願いにあがった。 前会長はオーナー社長で、 社長室には長嶋茂雄名誉監督や鳩山由紀夫御夫妻との写真が…

自由と限界

全てが自由ならば自由という概念はなかったろう。 限界があるから自由とい概念がある。 かつて人は、自由に空を飛びたいと思った。 しかし、限界があった。 跳ねることはできても大空を自由に飛ぶことはできなかった。 飛べないという限界があったからこそ、…

カラ梅雨が心配

今年の梅雨は雨が少ない。 紫陽花も晴天続きで、 いつ咲いていいのか迷っているのでは・・・ 紫陽花も戸惑う梅雨。 関東の水瓶である矢木沢ダムなど利根川水系の貯水量は、 6月7日現在の貯水率が64パーセントと、 ここ10年で最低の貯水率になっている…

サワコの朝

テレビを点けると阿川佐和子の対談番組だった。 小説家の五木寛之がゲストだった。 五木寛之の言葉で、 「現代は選択することが多い時代、 健康法や養生訓、色々これがいいあれがいいってあるけれど 自分自身の体に聴いてみることなんじゃないかな、 やはり…

合コン

「あれ合コンじゃないですか」 と会社の課長。 営業課長と業務課長、所長、そしてわたしの4人で食事をしている、 斜め前で男性4人女性4人で合コンをしていた。 「自己紹介をしてますよ」 「20代後半ってとこかな」 業務課長が実況中継をしてくれる。 実…

経費削減

社長主催の重役会を開き、 徹底的な経費削減を決める。 まずは冗費の削減。 交際費の削減。 会費の削減。 夏の賞与も昨年並みの支給が決まったが、 こうした経費削減を達成することが必要不可欠。 一般管理費の圧縮が急務。 一か月ごとに総務部長と管理費の…

黒いマントの男

「あなたって黒いマントが似合うわよ」 「どうして・・・」 「だって吸血鬼みたいだから」 「吸血鬼?」 「そう、黒いマントが似合う吸血鬼」 「それって褒めことばなの」 「そうよ吸血鬼を愛した女は、彼に身も心も捧げるんだから」 「あたし黒いマントの男…