2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

純情きらり最終回

「純情きらり」は、見る側に、 人生を考えさせる、最近では稀有な番組であった。 かく書いている私も様々なことを考えさせられた。 家族愛、恋愛、音楽への愛、友情、師弟愛、感謝の気持ち。 最近のドラマにはない、桜子(宮崎あおい)の人生を通して、 何か…

ディズニー・ハロウィーン

今日は、東京ディズニーランドに遊びにいった。 午前中は、風雨が強く台風のような天気だった。 午後になると次第に雨風も収まり、秋晴れの ディズニー日和?となった。 9月12日〜10月31日は、「ディズニー・ハロウィーン」 で、園内はカボチャのデコ…

 ヘレン・ケラーとサリバン先生

通勤電車の中、若い二人女性が一生懸命手話をしている。 体をお互い向き合い、目と目を見つめ合いながら、 お互いの気持ちを伝えようとしている。 私の前に座られている聾唖者の二人の女性に、 私は、感動していた。 お互いに、自分の気持ちを相手に伝え、相…

桜子元気回復

赤ちゃんを産むことを諦めて、元気のない桜子。 食事を摂らない桜子(宮崎あおい) そんな桜子のもとへ、磯(室井滋)笛子(寺島しのぶ)杏子(井川遥) が見舞いにくる。 桜子は、自分自身を納得させるように、 「自分の体のためだもんね、しかたないよね。…

涙そうそうスペシャル

妻夫木聡、塚本高史、長澤まさみ、普久原明が、出演した、 「東京フレンドパークⅡ」は、 若者らしい楽しい雰囲気だった。 小泉今日子も参加して、いい味をだしていた。 塚本高史は、ファンキーな感じがいいなと思った。 塚本高史は、映画の「タイヨウのうた…

大相撲観戦 14日目

昨日、相撲観戦をした。 東京場所は、毎場所観戦している。 十四日目の取り組みは、やはり朝青龍と千代大海の対戦が面白かった。 千代大海がそくびおとしで朝青龍に勝った。 朝青龍が、塩を取りに来たとき、 他のお客さんの話が聞えた。 「朝青龍は薄ら笑い…

お彼岸

お彼岸のお墓参りは、 自らの魂を洗うことかもしれない。 ご先祖が祭られているお墓に手を合わせ、 お墓を洗うことで、なんとなく清々しく気持ちになる。 自分が今存在していることの、確認にもなる。 紅の彼岸花が秋風に微かに揺れている。 小林秀雄の「無…

亨と桜子

亨が迷子になり、桜子(宮崎あおい)笛子(寺島しのぶ) 冬吾(西島秀俊)は、懸命に探す。 目の不自由な亨。 道端に落ちていた朝顔を桜子は見つけ、 亨が近くにいると、桜子は感じる。 階段に座り込んでいる亨を見つける。 桜子は、亨を抱きしめる。 亨を抱…

「黒い花びら」水原弘

村松友視著「黒い花びら」を読んだ。 「黒い花びら」は、水原弘が歌った、 第一回日本レコード大賞受賞曲だ。 永六輔作詞、中村八大作曲。 黒い花びら 静かに散った あの人は帰らぬ 遠い夢 俺は知ってる 恋の悲しさ 恋の苦しさ イントロに鳴り響く、咽び泣く…

来週最終回のNHK「純情きらり」

朝日新聞の9月21日付け朝刊の文化欄で、「純情きらり」が 取り上げられていた。 魅力的な男性陣・輝く「普通の人生」という見出しだ。 9月18日放送の「純情きらり」は、24・2%と4月の放送開始 以後の最高視聴率を記録した。 人気の秘密は、詩人の…

安全の配慮

会社の後輩社員と車に同乗している時、 前方を、母親と子供が歩いていた。 子供は、車道側を歩いていた。 ドライバーの後輩社員がふと、 「最近、子供を道路の外側に歩かせるお母さんが多いですね。」 そんなことを言っていた。 確かに、私が子供の時代には…

察するということ

先日、あるクラブで飲んでいたときの事。 そのクラブで、接待の話しになった。 話の流れで、 私の接待の態度のことに、話が及んだ。 私の接待は、接待になっておらず、 逆にお客さんに気を遣っていただいているとの、 チーママとホステスさんの意見だった。 …

中性脂肪と赤字財政

村上龍の「カンブリア宮殿」に出演した、 総裁候補、安倍晋三、麻生太郎、谷垣禎一、三氏の、 財政再建の取り組みへの答弁が、 いまひとつ迫力を欠いていたように思えた。 そこで、赤字財政とメタボリック症候群を比較検討して、 述べてみたい。 北極の氷が…

小林秀雄の贈り物

外は、雷鳴がとどろいている。 雨が白く煙り、叩きつける。 台風の到来で、尋常でない空が広がっている。 天地が、確かに存在して、私達が、存在していることが、 リアルに思い知らされる。 自然への畏敬の念を新たにする。 そんな思いに囚われたとき、 小林…

人気ジャズ30一気に演奏

演奏されたジャズ名曲30曲の中で、 私が知っている曲は、半分くらいだった。 まあ、ジャズファンの若葉マークだろう。 それでも、学生時代はジャズ研の友人の影響で、ジャズをよく聴いた。 マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーンを知ったのもその頃だ…

男の友情

今日は、「純情きらり」の一週分を視た。 冬吾(西島秀俊)と達彦(福士誠治)の二人に男の友情を感じた。 「自分だけ幸せになっちゃいけない。」 と言う達彦に、 「言いわけだべ。」 と冬吾言う。 戦地から帰ってきた達彦を、兄弟のように、 優しく、厳しく…

絶唱

「あたしどうしても、歌いたい。」 声帯の手術をしないと命にかかわる薫(沢尻エリカ) 手術を選ぶか、歌を選ぶか、 そし薫は歌を選んだ。 「後悔したくない。お父さんとお母さんにもらった人生だから。」 「私は、命より夢を選んだ。」 薫は、歌に命をかけ…

フォード再建、名車ブランドの行方

9月13日の「朝日新聞」に「007」名車ブランドどこえ の記事が掲載されていた。 米国フォード社の再建正念場の為、 高級車部門のリストラが検討されている。 「007」ファンの私には、ショーン・コネリー扮するジェームス・ボンド の愛車、アストン・…

秋の気配

オフコースのベストアルバムを聴いている。 私は、学生時代、オフコース好きの友人がいて、 よくダビングしてもらい、オフコースを聴いたものだ。 その中で、「秋の気配」が好きだった。 横浜の「港の見える丘公園」らしき、シュチュエーション。 「あれがあ…

美しい罠

先日、初めて「美しい罠」を視た。 柴田淳の「紅蓮の月」が、このドラマ主題歌になっている。 私は、「紅蓮の月」が、詞、メロディーとも好きだ。「淋しさも愛しさも 君がいたから」という歌詞が、印象に残る。 「美しい罠」は、どこか宝塚のような雰囲気が…

「純情きらり」達彦の自己疎外

戦争の心の傷跡に、苦しむ達彦(福士誠治) 繊細な性格ゆえに、悩みも深い。 亡くなった戦友の肉親のもとへ遺品を届ける、つぐないの行脚をする。 生真面目な達彦は、自分が生きていること、そのことに嫌悪を感じている。 「自己疎外」を感じる達彦。 自分自…

豊臣の子

文治政治を目指す秀次(成宮寛貴)に従い、一豊(上川隆也)も、 慣れぬ読書をする。 もともと、一豊は、武闘派の武士であり、石田三成(中村橋之助) のような文治派(能吏派)とは、肌が合わない。 頭を使うよりは、体を動かすほうが、性に合っている。 「…

奈良美智、アルフォンス・ミュシャ

「新日曜美術館」のアートシーンで、 奈良美智とアルフォンス・ミュシャの美術展の紹介があった。 奈良美智(ならよしとも)は、五年程前に神戸に旅行した折、 偶然、彼の展覧会を目にして立ち寄った。 私の中の、子供の絵のイメージは、 いわさきちひろの淡…

もう一つの悲劇

「純情きらり」を視ていて、ふとTさんのことを思い出した。 Tさんは、父の知り合いで、酒好きな、 酔うと民謡を唄う陽気な男の人だった。 当時、50歳前後だったと思う。 ただ、田舎が新潟にありながら、 お盆や正月にも帰省せずに、東京にいらした。 正…

忍び寄る運命の影

孝治(山田孝之)を追って走る薫(沢尻エリカ) 薫は生きることに、全力疾走だ。 恋する女性が、何もかも忘れて走る姿は感動的だ。 太陽の光は、薫にとって死の光でもある。 忍び寄る運命の影を、薫と孝治は跳ね除けるか。 月光の歌姫雨音薫の「タイヨウのう…

達彦の苦悩桜子の試練

達彦(福士誠治)は、桜子(宮崎あおい)のジャズピアノに、 拒否反応を起こす。 戦地で、悲惨な体験をした達彦。 生真面目で、即物的でなく、むしろ観念的な達彦は、 考え込んでしまい、閉ざされた心の出口が見つからない。 「なんで、あんなに明るい曲が弾…

みかん色の思い出

20歳の頃、ビルの清掃のアルバイトをしたことがある。 人気のない事務室を、ポリッシャー(床磨き機)で洗浄する。 洗剤の匂いが、鼻をくすぐる。 最後に、ワックスを塗り乾かすと終わりだ。 清掃作業は、4〜5人のチームで作業をする。 「いっぷくしよう…

達彦再会

桜子(宮崎あおい)のピアノの美しい音色が流れる。 カーキ色の青年らしき軍人。 そう達彦(福士誠治)だ。 喪服の桜子は、達彦の胸に飛び込む。 抱きあう桜子と達彦。 言葉でなく、互いに抱きあうことで、 互いの魂を抱きしめあい、確かめ合う二人。 冬吾(…

男の小遣い

池波正太郎の「男の作法」を、海外駐在の折、何度も読み返した。 その中で、「小遣い」という章があった。 私は、独身の頃あまりお金を使う方ではなかった。 というより、お金の使い方がよく分かっていなかった。 そんな私に、池波正太郎の「男の作法」、 取…

鹿内春雄、男の笑顔

「もしも」という言葉がある。 「もしも鹿内春雄氏が生きていたら・・・・」 昭和63年4月、鹿内春雄フジサンケイグループ議長が突然亡くなられた。 ここに、一冊のアルバムがある。 「鹿内春雄記念アルバム」 私は、鹿内春雄記念アルバムを見るたびに、 …