フォード再建、名車ブランドの行方

9月13日の「朝日新聞」に「007」名車ブランドどこえ
の記事が掲載されていた。
米国フォード社の再建正念場の為、
高級車部門のリストラが検討されている。
「007」ファンの私には、ショーン・コネリー扮するジェームス・ボンド
の愛車、アストン・マーチンは印象深い。
米フォードは、1987年に、アストン・マーチンを買収している。
89年には、ジャガー(英国)を、
99年には、ボルボスウェーデン)の乗用車部門を買収。
2000年に、ランドローバー(英国)を買収している。
高級車ブランドの買収を積極的に進めてきたフォード社だったが、
ここにきて、経営再建に向けて、大幅な合理化の一環として、
傘下の英高級車アストン・マーチンの売却の検討を、発表した。
さらに、ジャガーなどの名門ブランドも手放す可能性も出ている。
フォードは、高級ブランド車を80年代後半から、相次いで買収し、
拡大路線を推し進めた。
しかし、高級車部門は赤字続き。
そこで、今回の名車ブランドの売却を、俎上にのせたのだ。
ジャガーのスポーツカーファンの方も多いのではないか。
「伝説の名車」ジャガーのスポーツカー「E」タイプ。
私も、東京モーターショウでは、ジャガーは必ずチェックする。
こうした、ジャガーをはじめとした、ブランドが存続することを望む。
また、他方で、二酸化炭素の排出削減、省エネ、地球温暖化
公害の問題に対応できる、車種の開発も必須である。
伝統の継続と技術革新。
この二つの課題を解決することが、自動車メーカーに問われている。
私は、花の美も愛でるが、
自動車やジェト機の、流線形にも美しさを感じてしまう。
アストン・マーチン、ジャガーの今後の行方が、気がかりだ。