2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

巨匠とヒーロー逝く

20世紀を代表するスウェーデンの映画監督、 イングマール・ベルイマン監督が死去された。享年89歳。 1957年に「第七の封印」でカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。 「野いちご」「処女の泉」などの作品で高い評価を受けた。 1984年「ファニ…

毘沙門天

長尾景虎(ガクト)の一種神憑りの演技が光る。 同じく大河小説の「天と地と」の、 石坂浩二演じる上杉謙信も、正攻法の演技で良かった。 ガクトは、そのカリスマ性が、景虎(謙信)のシャーマンな性格とコラボする。 景虎の荒ぶる魂は、毘沙門天の化身であ…

男女の投票率

今日は、参議院選挙。 戦後、1945年12月に婦人参政権を認めた新憲法が制定された。 新憲法での国政選挙は、 昭和20年代は、男性の投票率が女性を上回っていたが、 昭和40年代からは、女性の有権者の投票率が高い。 1947年の民法改正の、家中心…

題名のない音楽会

「題名のない音楽会21」にキャサリン・ジェンキンスが出演。 キャサリン・ジェンキンスは、英国のメッゾ・ソプラノ歌手。 彼女は華麗なる癒しの歌姫と、呼ばれている。 モンブラン万年筆で有名な Mont Blac のイメージキャラクターでもある。ブロ…

苦い思い出

今週の「どんど晴れ」は「柾樹の孤立」 老舗旅館、加賀見屋の経営改革を急ぐ柾樹(内田朝陽) 魚の仕入れのことで、昔堅気の板長と激しく対立する。 柾樹は、加賀見屋の経費削減の為、 無駄な仕入れをしないよう板長に指示するが、 板長は、頑として従わない…

浅草 花川戸 ほおずき会

先日、浅草に出かけた。 浅草を訪れたら、まず、浅草寺にお参りする。 これを済ませないと、どうも心が落ち着かない。 食事も遊びも、お参りをしてからと決めている。 いつものように、ぶらぶら歩いていると、ほおずき会のポスターを見かけた。 8月4日に、…

輸入から輸出への農作物

日本の食料自給率の低下が叫ばれて久しい。 世界の先進国は、食料自給率も高い。 アメリカ、フランスなど。 そして、アメリカは工業製品のみならず、 農産物の輸出国でもあることを、忘れてはならない。 確かに日本のハイブリッドカーも素晴しいが、 日本の…

太陽がいっぱい

「太陽がいっぱい」(PLEIN SOLEIL)を見る。 地中海の青い海と抜けるような空が眩しい。 その眩しさを、一身に身に纏ったアラン・ドロン。 ギラギラした若き日のアラン・ドロンが魅力的だ。 悪魔のような青年トムを演じるドロン。 危険な匂いが…

男の器

武田晴信(市川亀治郎)は、上田原の合戦で、初めて戦に負ける。 晴信は、板垣(千葉真一)甘利(竜雷太)の大切な重臣を失う。 甲斐へ引揚げようとしない晴信。 退却をしない晴信は、心中は動揺していた。 そんな晴信に、母の大井夫人(風吹ジュン)より、…

癒しの歌姫 キャサリン・ジェンキンス

イギリスのメッゾ・ソプラノ、 キャサリン・ジェンキンス(Katherine Jenkins)のCDアルバム、 「Livining A Dream」(夢を生きて)を聴いている。 今日は、外は雨。 未だ、夏の太陽は顔を出さず、憂鬱な梅雨模様。 心だけ…

心落ち着くメロディー

NHKの「ちいさな旅」のテーマ曲、「風と光の四季」を聴くと、 心がゆったりして落ち着いた気持ちになる。 大野雄二作曲のこのメロディーが流れると、 ある懐かしさ、郷愁のようなものを覚える。 大野雄二は、ルパン三世などの劇伴を作曲している。

「風の盆恋歌」

「風の恋盆歌」をぱらぱら捲っていると、こんな文章が目に留まった。 えり子は振り仰ぐように、幾分、体ごと廻して都築を見た。 「でも、知った上のことでも、亡びはあわれだわ。違う?」 流し目に近い格好になった眼が、 つきつめたものを底に秘めて都築に…

男の色気

なかにし礼が、細木数子の「幸せって何だっけ」に出演していた。 私にとって、なかにし礼は、どこか気になる人物だった。 中学生の頃、歯医者の待合室で、 何気なく週刊誌を読んでいると、 なかにし礼の生い立ちの記事が掲載されていた。 数々のアルバイトを…

役の重み

「副代表なんてやるんじゃなかった」 そんな愚痴が、電話であった。 私が、代表を務めている企業体の副代表からだった。 彼からすれば、組織に乗っかっている他の構成会社の方が楽だし、 役員をやってもなかなか自分を、評価してもらえない不満もあるだろう…

朝日の中で微笑んで

松任谷由実の「朝日の中で微笑んで」に心が神隠し状態になる。 初期のユーミンの名曲。 美しい日本語が散りばめられた歌詞。 聖歌のようなメロディーが、曲に崇高な印象を与える。 『朝日の中で微笑んで 金のヴェールのむこうから』 『宇宙の片隅でめぐり逢…

想定外

柏崎刈羽原発で、東電の発表によると、 機器故障・破損が50件以上あったとの報告。 発電所7号機の主排気筒から放射性物質が大気中に出た。 また、低レベルの放射性廃棄物の入ったドラム缶約100本が倒れたり、 消火用水配管から水漏れするなど、想定外の…

麻布十番

連休中、麻布十番をぶらぶら歩いた。 「魚可津」で、カマスとアジの干物を買う。 「魚可津」は。昭和10年創業の麻布十番の老舗の魚屋。 隣で、魚専門の定食屋も開いている。 沢の鶴の「人生讃歌」や「吟醸瑞兆」など魚に良く合う、 日本酒が用意されている。…

立ちくらみのような地震

台風4号の後は地震。 台風は、九州南部に945ヘクトパスカルで上陸。 7月の台風としては、最大級の台風。 太平洋側に沿って、進路を取り、 九州を中心に、風水害をもたらした。 海の日の今日、10時13分頃、新潟県の上中越沖を震源とする大きな地震。 マ…

両雄死す

今回の「風林火山」で、板垣信方(千葉真一)、甘利虎秦(竜雷太) の武田軍団の両雄を、晴信は失う。 何故か板垣の壮絶な最後に、「戦国自衛隊」の、 千葉真一が重なった。 「戦国自衛隊」の千葉真一は、 戦国の世にタイムスリップした自衛隊員だった。 板…

酔芙蓉(すいふよう)

『抱かれて頬染められし酔芙蓉』 酔芙蓉は、朝に白き花を咲かせ、午後、赤味を帯びた花となる。 恰も、お酒を飲んで、顔が赤らむ如くから、酔芙蓉と呼ばれる。 この俳句は、「風の盆恋歌」を題材に、俳句にした。

青いインク

学生時代、青いインクと、白い便箋の手紙をもらったことがある。 妙に今でも、その青いインクと白い便箋が脳裡に刻まれている。 手紙の内容は、忘却してしまったが・・・・ 井上陽水の「心もよう」の詞の一節、 青いインクがきれいでしょ 白いびんせんが悲し…

少し憂鬱

昨日、今日と少しアンニュイな気分。 無頼派(ぶらいは)、野分、文学者。 アルチュール・ランボー、ヴェルレーヌ デカダン、ダダイズム 芥川龍之介、それとも太宰治 高橋治「風の盆恋歌」 渡辺淳一「阿寒に果つ」の赤いコートの少女 天候の所為か、単なる気…

大沢あかね

一時、バラドルと言う言葉があった。 森口博子、山瀬まみ、井森美幸などのタレントが活躍していた。 いま、そうした嘗てのバラドルが、大沢あかね、 あるいは、ベッキーなのではないか。 大沢あかねもベッキーも頭の回転と、場の空気を読むのが鋭い。 「明石…

イチローMVP

イチローが、大リーグ第78回オールスター戦で、 日本人初のMVPを受賞。 オールスター戦史上、初めてのランニングホームラン。 イチロー自身も初めてのランニングホームラン。 イチローのライオン走法と、主体的野球が光った。 日々進化のイチロー選手。…

夫婦のバランス

先日、現場の暑気払いで、夫婦で働かれている方がいた。 職種は違うが、同じ職場。 御主人は、いたって寡黙で、黙々と酒を飲む。 メガネを掛け、ジャガー横田の旦那様に似て知的な感じ。 奥さんは、実に良く喋り、よく笑う。 元気一杯の奥さん。 お二人を足…

最強の敵

人間の最大の敵は、己自身かもしれぬ。 武田晴信(市川亀冶郎)は、己の影に怯える。 山本勘助(内野聖陽)は、そんな晴信の胸中を慮り、いさめの言葉を進言。 しかし、そんな家臣の言葉に、ますます意地になり村上攻めを急ぐ晴信。 由布姫(柴本幸)から、…

七夕カラオケ

昨日は、現場の暑気払いに参加。 この現場の忘年会と暑気払いは、 毎年欠かさず参加している。 ランバダが流行った頃、 20人の熟女が、ランバダのコスチュームで踊ったのは圧巻だった。 「すごい」の一語だった。 今回は暑気払いということもあり、 やや参…

鮎(あゆ)

『夜の更けて鮎の香りの濃かりけり』 鮎は清楚にして優美な川魚。 その姿も美しい。 鮎には、一種の香気がある。 夜も更けて、静寂の中、 鮎の香りが、一層増すよなう気分になる。 急流を跳ねる鮎。 「若鮎」の躍動感。

牽牛花(けんぎゅうか)

『衣擦れの音に目覚めし牽牛花』 牽牛花は、朝顔の別名。 源氏物語の(朝顔)は、五十四帖の巻の一つ。 清元や歌舞伎の世話物の男女の世界をモチーフに、 吉原の世界を想像しながら俳句にしてみました。

肩ごしの恋人

「肩ごしの恋人」の初回を視る。 直木賞を受賞した唯川恵の小説のドラマ化。 「迷える三十路」の初回の題名のように、 三十歳のOL,早坂萌(米倉涼子)を軸に物語が展開している。 女友達の3度目の結婚式の当日、その友人の元彼(田辺誠一)と、 出会った…