朝日の中で微笑んで


松任谷由実の「朝日の中で微笑んで」に心が神隠し状態になる。
初期のユーミンの名曲。
美しい日本語が散りばめられた歌詞。
聖歌のようなメロディーが、曲に崇高な印象を与える。


『朝日の中で微笑んで
 金のヴェールのむこうから』


『宇宙の片隅でめぐり逢えた喜びは
 うたかたでも身をやつすの』


輪廻転生の世界。
スピリチュアル、ニューエイジの匂い。
永遠なるものと刹那の時を、恋人と浮遊する。
永遠に刹那を感じ。
刹那に永遠の不思議を発見する。
宇宙の遙かなる時間を考えれば、
逆さまにした砂時計の時も刻めない二人の恋、
だからこそ、うたかたでも身をやつすのかもしれない。


『カード一枚ひくように
 決まるさだめがとても恐い』


確かに恋は、カード一枚切るような偶然から始まる。
そんなめぐり逢いだからこそ、
大切に恋を紡ぐのかもしれない。