2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新芽かな

重力に 逆らう虹と なりにけり 新芽かな 赤子の爪の 先ほどに

一安心

2月・3月は契約更新の時期。 今日は70人ほどが働いている現場の契約の更新の目処がついた。 先週は、最後の詰めの段階で、 契約担当の方と大筋では合意ができていたが、 「契約書を作成してください」 との指示をいただき一安心。 これで会社の売上も立…

春の兆し

二月も下旬だというのに寒い日が続いている。 今日は都心でも氷点下の気温を記録した。 そんな寒さの中でも春は芽吹いている。 硬い木の芽や蕾たちも、 生命のエネルギーを蓄えている。 今年の桜の開花はほぼ平年並みとのことだ。 それにしても日が伸びた。 …

容保はイケメン

幕末の会津藩主、 松平容保(まつだいらかたもり)の若い頃の写真を見たことがあるが、 ジャニーズ系のイケメンだなと思った。 大河ドラマ「八重の桜」の松平容保は、 実物の容保に似ているように思う。 武士にしては貴族然としているが、 意志が強い、そん…

浅草田原町

今日は、父の位牌と仏壇をお願いするために浅草田原町へ・・・ 田原町には沢山の仏具店が並んでいる。 従来の仏壇だけでなくモダン仏檀なども見て廻る。 位牌は、父の生前の人柄から黒檀の重厚な位牌にした。 お昼は浅草寿町の「遠州屋」で日替わり定食を食…

コンビニとか行かなそう・・

「今日は何を食べていらしたんですか」 「今日は寿司屋に寄って来たんだ」 「グラスビールを飲んで、河豚の唐揚げを食べてね、 ウニとイカの刺身を肴に鰭酒を飲んでね、 コハダと穴子を握ってもらったんだ」 「わたしもコハダと穴子好きです」 と元レースク…

旅行に行きたい

「ぶらぶら美術・博物館」で金沢の特集をしていた。 北大路魯山人が調理を修行したという金沢の老舗旅館「山乃尾」 「山乃尾」の「白鷺の間」が艶やかだった。 朱を基調にした部屋は芸子さんの芸を引き立てる色調になっている。 雪の金沢は情緒があるな・・…

父の卵割り

亡くなった父の写真を整理していたら若い頃の写真があった。 飲食店をしていた30代の父の写真。 白い調理服を着た父の後ろ姿。 調理場で働く母と祖母も写っている。 大きな業務用の湯沸器もある。 まるで「渡る世間は鬼ばかり」の幸楽のようだ。 東京オリ…

映画のような・・・

ロシアに隕石が落下した。 眩い閃光。 激しい衝撃波。 映画の「アルマゲドン」のようなシーン。 ロシアでは1000人以上の負傷者。 3000棟の建物に被害があった。 「爆弾かと思った」 とは住民の声。 音速の50倍以上の速さで落ちる隕石。 天よりの何…

日脚伸ぶ

まだまだ寒い毎日だが日脚が伸びてきた。 光の春を感じる。 気持を入れ替え仕事に励みたい。 父の影 我に重ねし 日脚伸ぶ

動悸

父のお通夜の際、 読経が始まると動悸がしてきた。 数珠をなぞりながら心を落ち着かせていた。 頭のてっぺんからつま先まで、 肌がそば立つ感じになっていた。 ところが告別式の読経の時は、 まったく動悸はなく、 平穏な気持で時が過ぎていた。

咲き初めし水仙

咲き初めし 水仙手向け 出棺す 咲き初(そ)めし水仙を最後にお棺に手向け、 父と最後の別れをした。

痛み・・・

昨日ひさしぶりに酒を飲んだ。 馴染みのお店のチーママが、 「木蓮の涙」や「あざみの歌」を歌ってくれた。 父への鎮魂歌のようだなと思った。 カウンターにひとりのお客がいた。 ママさんとお話していたが、 男性なのか女性なのかよくわからない中性的な感…

もっと話したかった・・・

「おじいちゃんともっと話したかった・・・」 そう言いながら姪は泣いていた。 どれくらい前だったろうか、 小学生の姪がひとりで父の家を訪問したことがあった。 親に黙っての訪問だったので、 父はたいそう喜びながらも、 何かあったのではと少しばかり心…

小春日

小春日の 顔そのままに 眠りけり 「あまり苦しまずに亡くなれたと思いますよ」 お医者さまがそう話されていた 父の顔は眠っているような穏やかな顔だった。

明日は・・・

明日は酒場でひとり酒 なじみのクラブで飲みたいな・・

かなしみの極みに・・・

かなしみの 極みに梅の ほころびぬ

胃の腑にしみる・・・

みぞるるや 胃の腑に沁みる 悔いありき 今日はみぞれまじりの寒い一日だった。 霙の中を歩きながら亡くなった父に、 ああすれば良かったこうすれば良かったのではと、 悔いる思いが巡った。 痛恨の念が胃の腑に沁みてくる。

明日は雪・・・

天気予報では明日は太平洋側でも雪との予報。 東京も雪の予報が出ている。 1月14日には関東南部でも大雪になった。 特にはじめ雨だったこともあり、 雪になるとは思わなかった人も多かった。 首都圏の交通網も大混乱になった。 明日の上空800メートル…

月下美人

残り香の 月下美人の 別れかな 月下美人 濡るるにまかせ 匂ひ立つ 父は月下美人がとても好きで、 鉢植えで栽培していた。 ある日自宅を訪問すると、 「おい月下美人が咲いたんだ」 と笑顔で話していた。 もう純白の月下美人の花は大方萎んでいたけど、 残り…

立春

春立つや 鏡の中の 父の顔 今日は立春。 朝、洗顔をして、 ふと自分の顔を見たとき、 鏡の中の顔が父の顔に重なっていた 季語は春立つで春 春立つは立春のこと

父の清元

朧夜の 父の清元 艶やかに

父逝く

暖かき 冬の午後なり 父逝きし 父が亡くなった 暖かい冬の午後だった 父の部屋にワインがあった 父とわたしの親子二代で表彰を受けた記念のワインが

新年賀詞交歓会

業界団体の新年賀詞交歓会で開会の挨拶をする。 新年会には200人ほどが参加。 議員の先生方の挨拶を頂き、 会長が乾杯の発声。 厳しい不況の中ではあるが、 晴れやかな顔の方が多かったように思われた。 自民党政権になってやや景気も良くなりつつあるの…

真白な日

自作の冬の俳句を自句自解をしてみました。 大寒の 刺し縫い針の 糸白し 牡丹雪 本郷菊坂 一葉井戸 風花の 髪の芯まで 華やぎぬ 季語は大寒で冬。 大寒は二十四節気のひとつ。 1月20日頃で一年で最も寒い時期。 刺し縫い針は、厚着の繕い物などで使う長い…