2013-02-05 月下美人 俳句 残り香の 月下美人の 別れかな 月下美人 濡るるにまかせ 匂ひ立つ 父は月下美人がとても好きで、 鉢植えで栽培していた。 ある日自宅を訪問すると、 「おい月下美人が咲いたんだ」 と笑顔で話していた。 もう純白の月下美人の花は大方萎んでいたけど、 残り香がしていた。 これがあの一夜だけの花、 月下美人なんだと感心したものだ。 月下美人の花言葉は「儚い夢」 その月下美人を父は押し花にしていた。 一夜の花の美しさを永久に封印したかったのだろうか・・・