もっと話したかった・・・


「おじいちゃんともっと話したかった・・・」
そう言いながら姪は泣いていた。
どれくらい前だったろうか、
小学生の姪がひとりで父の家を訪問したことがあった。
親に黙っての訪問だったので、
父はたいそう喜びながらも、
何かあったのではと少しばかり心配していた。


姪はおじいちゃんと二人で話したかったのだろう。
またひとりでふらりとおじいちゃんに会い行き、
沢山お話をしたかったのだろう。