2007-07-07から1日間の記事一覧

鮎(あゆ)

『夜の更けて鮎の香りの濃かりけり』 鮎は清楚にして優美な川魚。 その姿も美しい。 鮎には、一種の香気がある。 夜も更けて、静寂の中、 鮎の香りが、一層増すよなう気分になる。 急流を跳ねる鮎。 「若鮎」の躍動感。

牽牛花(けんぎゅうか)

『衣擦れの音に目覚めし牽牛花』 牽牛花は、朝顔の別名。 源氏物語の(朝顔)は、五十四帖の巻の一つ。 清元や歌舞伎の世話物の男女の世界をモチーフに、 吉原の世界を想像しながら俳句にしてみました。