男女の投票率


今日は、参議院選挙。
戦後、1945年12月に婦人参政権を認めた新憲法が制定された。
憲法での国政選挙は、
昭和20年代は、男性の投票率が女性を上回っていたが、
昭和40年代からは、女性の有権者投票率が高い。
1947年の民法改正の、家中心の家長を頂点とした、
戸主制度を廃止、男女同権としたことが、強く影響しているのではないか。
外国では、女性に徴兵制が免除されていたことも、
婦人参政権に影響したようだ。


国民の権利である一票の行使を、女性の方が誠実に実施をしている。
男性優位だと、どうしてもバランス感覚が、失われてくることがある。
女性は、現実的であり、直観が鋭い。
他国では、女性に参政権を認めていない国もある。
日本の戦後のバランスの取れた舵取りは、
男性より女性に寄与するところが、大なのかもしれない。


日本国憲法の、主権在民、平和主義、人権尊重、の三原則が、
60年以上遵守されている。
年金問題もさることながら、
こうした、国の大原則も踏まえた、投票も検討すべきかもしれない。