輸入から輸出への農作物


日本の食料自給率の低下が叫ばれて久しい。
世界の先進国は、食料自給率も高い。
アメリカ、フランスなど。
そして、アメリカは工業製品のみならず、
農産物の輸出国でもあることを、忘れてはならない。


確かに日本のハイブリッドカーも素晴しいが、
日本のお米も美味しい。
米は、食の基本だ。
その基本の米は、世界の中でも一級品だと思う。


テレビで、日本のブランド米の「ひとめぼれ」「コシヒカリ」が、
中国の上海や北京で、販売されていることが、報道されていた。
値段は、地元の中国米の20倍もあり、
庶民の食卓に上る価格ではない。


一方で、社会主義国家中国では、日本以上に、格差社会が進んでいる。
一部の富裕層の消費者は、日本米を、大量に購入していた。
柔らかく、甘く、食の安全が守られている、
日本米の需要はこれから期待できそうだ。
何よりも、人口13億の巨大マーケットである。
日本の人口の約10倍。
米市場は、日本の15倍の中国、
今後、日本のブランド米の中国進出が進むのだろうか・・・・・
農産物の輸出1兆円を、日本政府は目指しているとの事。
高品質な農作物の輸出もハイテク製品や自動車同様、
日本の有力な輸出産業に育てられれば、
日本農業の活性化に繋がるのではないだろうか。


日本の食料自給率の向上と共に、
輸入から輸出のできる日本農業への展望を開くことも、
日本の農業の発展のために、必要なのではないか。


安定した米の生産や、減反をなくすために、
政府の米の買い入れも、再検討してみてはどうだろうか・・・・