桜子元気回復


赤ちゃんを産むことを諦めて、元気のない桜子。
食事を摂らない桜子(宮崎あおい
そんな桜子のもとへ、磯(室井滋)笛子(寺島しのぶ)杏子(井川遥
が見舞いにくる。
桜子は、自分自身を納得させるように、
「自分の体のためだもんね、しかたないよね。」
そう呟く。
叔母の磯は、桜子の姉たちに、
「子供ができたら、どうしても産みたいと
 思うのが女だからね。」
「理屈じゃないの、女って生き物は」
本質をついた意見を言う。
杏子も、「赤ちゃんを産まなかったら、
桜ちゃんは自分を責めるんじゃないかな。」
と冷静な助言をしていた。


達彦は、姉や叔母たち女性の意見を聞き、
桜子に問いかける。
「どうしても、子供が産みたいか。」
「達彦さんが良いというなら私は産みたい。」
と桜子。
「産めるか産めないか、もう一度先生と話すんだ。」
と達彦。
赤ちゃんを産むことで、桜子の心に希望の灯が点もる。
「目の前がパーと明るくなったんだよ。」
「お腹がちぃーとずつ大きくなるでしょ、
そうすると負けんと思う。」
元気を回復する桜子。


実家に帰ってきた桜子は、
「絞っても水のでない、ぞいきんになっちまった気持ちだよ。」
そんな愚痴をこぼす冬吾(西島秀俊)を励ます。
「冬吾さんは大きな海のような人だもの。」


「ふるさと」を唄う甥っ子、姪っ子達。
桜子を励ます。
今回の「純情きらり」に、労わりと励まし合う、夫婦愛、家族愛を感じた。