来週最終回のNHK「純情きらり」

朝日新聞の9月21日付け朝刊の文化欄で、「純情きらり」が
取り上げられていた。
魅力的な男性陣・輝く「普通の人生」という見出しだ。
9月18日放送の「純情きらり」は、24・2%と4月の放送開始
以後の最高視聴率を記録した。
人気の秘密は、詩人の白石公子さんによれば、
「男性陣が魅力的。彼らを目当てに朝ドラを見たのは、
『あすか』の藤木直人君以来」とコメントしている。
更に、男性陣を分析して、
「女の人とちゃんと向き合う優しい人ばかり。
物静かで文系男子のようなふるまいは、最近では新鮮。
揺れる気持ちが描かれたのもよかった」
という。
斎藤(劇団ひとり)冬吾(西島秀俊)達彦(福士誠治
女性の心の琴線に触れる優しさが、彼らの魅力なのかもしれない。
いずれも、ぐいぐい女性をリードするタイプではないが、
女性を受け止めるデリカシーがある。
私などは、喫茶店のマスターヒロ役の、
ブラザートムが優しいな、いい味だしてるなと感心している。
これは、男の視点かもしれないが・・・・
桜子(宮崎あおい)は、恋するヒロインとして、
斎藤、冬吾、達彦とそれぞれの男性に好意をもつ。
今までの、一人の男性に一途な、連続テレビ小説のヒロイン
とは違うキャラクターだ。
しかし、その生き方は真摯だし、男性を傷つける恋ではない。
私が、好感を持つのは、トレンディードラマ以後強くなった、
恋愛のゲーム感覚が、このドラマにはないことだ。
男女の恋愛の心理戦を描いたドラマが多く制作され、
少々視聴者も、精神的にもたれ気味なのではないか。
来週最終回の「純情きらり」が楽しみだ。


*冬吾は、子供と遊ぶとき、本当に無邪気に
 嬉しそうな表情をする。