忍び寄る運命の影

孝治(山田孝之)を追って走る薫(沢尻エリカ
薫は生きることに、全力疾走だ。
恋する女性が、何もかも忘れて走る姿は感動的だ。
太陽の光は、薫にとって死の光でもある。
忍び寄る運命の影を、薫と孝治は跳ね除けるか。


月光の歌姫雨音薫の「タイヨウのうた」雰囲気のある歌唱だ。
雨音薫こと沢尻エリカの、少し醒めた、
それでいてキラキラした瞳がきれいだ。
孝治のたまに見せる、はにかんだ表情も、青年らしい。
青春は迷いの季節。
しかし、薫には迷う時間はない。
太陽に嫌われた少女は、
その生き様は、太陽そのものだ。
真っ直ぐで、ひたむきだ。


夜、薫を心配して、孝治が家に訪れたとき、
暗闇の中で、
二人の目が、光っていた。
特に薫の眼は野生的で、女豹のようだった。


次回は最終回、二人の愛の行方は・・・・
薫の歌手としての夢は叶うのか。