潮目


先日、イラクサマーワの近況をテレビで放送していた。
サマーワでは、自衛隊の支援で、水道が引かれ、
いつでも、蛇口から水が出るようになったと報告されていた。
イラクの子供達が、シャワーを浴び嬉しそうだった。
自衛隊派遣には、様々な批判もあったが、
人々に役立つものを、残したことは意味のあることだ。


人間の生活の基本は、衣食住。
なかでも水は、人間の生命の源だ。
自衛隊の、災害救助や復興の優れたノウハウが、
イラクサマーワで生かされた。


日本は災害国家である。
地震、台風など、大きな天災に襲われる。
自衛隊は、そうした災害時にはいち早く対応する。


私は、ブッシュ大統領小泉純一郎首相が毅然として、 
主張して欲しかったのは、「京都議定書」への復帰である。
安倍晋三総理には、ぜひ米国に、「京都議定書」への復帰を促して頂きたい。
環境問題とエネルギー問題は、国家100年の大計だ。
今後、ブッシュ政権以後、米国の環境とエネルギー問題への取り組みは、
変わって行くだろう。
いや、変わらざる負えないのではないか。


石原慎太郎東京都知事が、保守主義、右傾化路線といわれながらも、
環境問題には、具体的な対応をしてきたことは、評価できる。
自衛隊にしろ、石原都知事についても、イデオロギーだけでの評価ではなく、
やはりトータルで評価しなければならない。
現代は、寧ろ社会主義国家で公害問題が深刻なのだ。


潮目はなにか?
本質を見極めたい。