陽炎の辻〜人肌の時代劇
「陽炎の辻２」を途中から見る。
磐音役の山本耕史、おこん役の中越典子の演技がなかなか良い。
過去に傷のある磐音ではあるが、どこか明るく爽やかだ。
木枯らし紋次郎（中村敦夫）のアナーキー。
眠狂四郎（市川雷蔵）のニヒリズムとは違う匂いが、磐音にはある。
チャキチャキの江戸娘のおこんだが、、
磐音の事になると、女心が疼くことがある。
そんな微妙な女心を中越典子が好演している。
お佐紀役の北川弘美も時代劇を自然に演じている。
中越典子、北川弘美、二人とも日本髪がお似合いだ。
磐音は「居眠り剣法」ながら、切れがある剣豪。
情深く、正義感も強い。
春風のような男。
ただ、自分の気持ちを抑制することもある。
元許婚の奈緒（笛木優子）への騎士道のごとき思いやり、
そして、おこんへの誠実な愛。
