泰然自若


昨日の日本は、近年にない緊張感に見舞われた。
北朝鮮の飛翔体(ミサイル)の日本上空通過があったからだ。
私もどこか落ち着かない気持ちだったことは確かだ。
そして、こうしたプレッシャーに、
初体験の人が多かったのではないか。
戦後生まれが多数となった日本では、
有事を経験した人も少なくなっている。


確かに泰然と構えてばかりもいられないが、
誤報を繰り返したり、過敏な反応をしたりすれば、
むしろ相手の思うつぼになりかねない。
神経戦に弱い一面を露呈しかねないからだ。


自民党の若手政治家などからは、
専守防衛の解釈について、過激な意見も出ている。
泰然自若(たいぜんじじゃく)とはいかないまでも、
冷静に戦略を練ることも必要だろう。
ハートは熱く、頭はクールに・・・・・


今回の北朝鮮の挑発行為、
それに対する日本の対応について、
中曽根内閣の内閣官房長官だった、
後藤田正晴氏だったら、どんな後意見を発信されるだろうか・・・・
あるいは、白洲次郎氏とか・・・・
ふとそんなことが頭に浮かんだ。