モノ作り立国


官僚たちの夏」を見て産業立国という言葉が頭に浮かんだ。
そんなこんなで、私が考えた事を綴ってみた。


自動車・テレビといった産業に陰りがでている。
海外旅行も頭打ちから、微減の傾向にある。
日本の経済を牽引してきた産業が衰退している。


1960年代からの高度経済成長で、
鉄鋼から自動車産業にシフトした日本の産業。
次の牽引となる産業が未だ登場していない。


小学生の頃、日産自動車追浜(おっぱま)工場を見学した。
正直、ビックリした。
東京大田区の町工場しか知らなかった私には、
巨大な自動車工場が、眩しく映った。
そして、私の友人の工場が、
これら大企業の下請け孫請けをしていた。


アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引く」
「俺たちゃ元請けが風邪引いたら死んじまうんだ」
そんな自嘲気味の会話を町工場の社長が話していた。


これからの産業政策は、
ベンチャー企業の育成と、
過度な規制緩和の見直しではないか。
国内産業の保護が必要ではないか。
特定産業についても検討してみてはと思う。
さらに通産省より提出され見送られた、
特定産業振興臨時措置法(特振法)の再評価。


自動車・テレビの後の産業はエコ産業だろうか・・・・
目玉は蓄電池革命だろうか・・・・


いずれにしても、モノ作りに拘ってきた日本人の心を大切にしてほしい。
モノ作り立国の精神の発揚に期待したい。