父の威厳


子供の頃、何故かドイツの宰相ビスマルクが気になっていた。
威厳のあるその風貌に魅力を感じていたからだ。
立派な口髭、ガッチリとした軍人らしい体躯。
胸甲騎兵用のピッケルハウぺ姿のビスマルク


彼は、大砲と軍隊を意味する鉄血政策を取りながらも、
健康保険や老齢年金など、社会保障政策をいち早く導入している。
所謂、飴(あめ)と鞭(むち)だ。
明治の元勲、伊藤博文大久保利通に多大の影響を与えている。
少なからず、近代日本に影響を与えた外国人であった。


私は、どこかビスマルクの超然とした姿に、
父の威厳のようなものを感じていた。
ビスマルクに憧れにも似た気持ちを抱いていた。


総選挙も近いので、
こんなビスマルクの格言を紹介する。


『人が一番嘘を付くのは、狩りの後と戦争の最中と選挙の前だ』