生保の株式化


国内生保は、相互会社が主流。
株式化をしている会社は、ほとんどが外資系。
そんな中で第一生命保険が、
来春株式を上場する。
上場することで剰余金の扱いが、
今までの相互会社と、株式会社とでは違ってくる。
株式会社になれば、
多くの株主が剰余金の一部を、株主配当として受け取る事が出来る。


相互会社は非営利法人であり、
株式会社は営利法人なのだから、
株式会社になると、徐々に企業理念も変わってくるのかもしれない。
総代による総代会ではなく株主による株主総会になれば、
コーポレートガバナンスも高くなるのではないか・・・・


一方で年金もそうだが、
生命保険の相互扶助の精神を大切にしてほしいという気持ちもある。
助け合いの心。


相互会社の形態を取りながらも、
明治安田生命のような委員会設置をして、
コーポレートガバナンスに努めている会社もある。


それにしても、今回の第一生命保険の上場は、
NTT株以来の大型株の上場となることは間違いない。