善は善なるか?


公共事業は悪・・・・
まあ、そうしたところもあるだろうが、
度が過ぎた批判は、やはりバランス感覚を問われる。


公立小中学校の耐震化工事が、
公共事業の削減で進まなくなっているという。
約5000棟が見送られることとなる。
文部科学省の関連予算が63パーセント削減されたことによるとのこと。
子ども手当と小中学校の耐震化工事、
予算を付けるならどちらが重要なのか?
安心安全のための、小中学校の耐震化工事の削減は、
本末転倒ではないか?
子どもたちの命を守る事は、最重要課題。
そして、小中学校は地震の時の避難場所にもなることを忘れてはならない。


魔女狩りの如く、
公共事業を削減しろ・事業仕分けを連呼する事が善なのだろうか。
善行と悪行の事業仕分けを進めることは、
勧善懲悪で分かりやすい。
しかし、私たちは善は善なるか、
今一度考えてから判断すべきではないだろうか・・・・


きちんと優先順位をつけて予算を執行し、政策を行わないと、
国家100年の大計を誤る事にならないだろうか。