上野・谷中・根津巡り


天気も良く、上野・谷中・根津巡り。
今日は東京の桜が開化した。


根津の商店街は趣きがあり、
美味しそうなお稲りさんや和菓子屋さんがあった。
谷中はお彼岸ということもあって、
かなり人が出ていた。
上野の杜は美術展を観覧する人で賑わっていた。


たまたま入ったお蕎麦屋の天せいろが、
天婦羅の衣がさっぱりとして美味しかった。
蕗の薹の天婦羅がほろ苦く、春を感じさせてくれた。


上野の先には湯島天神がある。
天神さまには男坂・女坂がある。
そう言えば、男時(おどき)・女時(めどき)という言葉もあった。
この男時・女時、向田邦子の本で知ったような気がする。
人生には、運の良い男時、努力しても報われない女時がある。
古典芸能の能から出たこの言葉は、
そんな意味だったように思う。


湯島は祖母の娘時代過ごした町。
祖母が帝大(東大)の学生さんとお茶を飲んだ話をしていたのを思い出す。