最後の代表者


代表を務めていた企業体の解散総会を昨日開催する。
企業体は1983年に結成され28期の決算での解散となった。
私は企業体の幕引きをした、最後の代表者となった。


総会の審議事項は、平成21度の事業報告と決算。
企業体解散に伴う残務整理の予算の承認。
などを上程し、全会一致で承認可決された。
幸い内部留保があり、最終的には各社に果実の還元ができそうだ。
倒産ではなく、余力のある時期の解散に出来たことで、
会務を統括する代表として、使命を果たしたと自負している。


当日、緊張で左の瞼がピクピク痙攣していたが、
総会が終了して懇親会になると、痙攣は治まっていた。
出席された懇意にしている社長さんが、
「風邪気味なので懇親会は欠席するよ」
とのことだったが、
「せめて最後の懇親会だから乾杯にはお付きあいしてください」
との私の願いをお聞きいただき、懇親会に出席していただいた。
風邪気味の社長さんは、若いコンパニオンに囲まれると、
俄然元気になり、調子が出てきた。
「若いエキスを貰うと元気が出るな・・・」
と御満悦。
「もう乾杯も終わったんで帰ってもいいですよ」
と私がちょっと皮肉ると、
「いや〜もう大丈夫」
と、どこ吹く風の様子だった。