偏西風の大蛇行


上空の偏西風が大蛇行して、
世界的な異常気象になっている。
北半球では7月から南北にうねる状態が続いている。
大きく波打った内側には大気の下層から上層に及ぶ、
背の高い高気圧が発生し、
暖かい空気を吐き出し、高温をもたらしている。
その地域がロシア西部、シベリア、そして日本列島。


猛暑のロシア。
モスクワでは連日33度〜35度。
中国南部では大雨洪水。
日本でも猛暑が続いている。
一方で南米アルゼンチンでは寒波。
200人以上の死者となっている。

しかし、夏が暑いということは、
景気には良い。
夏物衣料や清涼飲料水など食料品も売れる。
寒い夏では夏物は売れない。


それにしても熱中症で連日の死者。
特に関東の内陸県埼玉県の死者が多い。
千葉県の外房の一部では実は軽井沢より日中の気温が低い。
本日、午後1時の千葉県の勝浦の気温は27・6度。
同時刻の長野県の軽井沢は28・9度で、
海沿いの勝浦が高原の軽井沢より気温が低い。
避暑地は高原だけではないようだ。