太郎の情熱


北の丸公園東京国立近代美術館で「岡本太郎展」を観覧。
岡本太郎生誕100年を記念しての展覧会。
テレビで「太郎の塔」を見て、あらためて岡本太郎に興味を持った。


彼の原初的な情動のようなものを作品から感応できた。
あの万国博覧会の「太陽の塔」を私は印象深く覚えている。
当時小学生だった私にも彼の「太陽の塔」は鮮明な印象を投げつけた。
「何だコリャ!」
当時、ウルトラマンと同じくらい強い衝撃を受けた。


岡本太郎がパリの留学時代に、
ジョルジュ・バタイユから教えを受けたのを初めて知った。
またヘーゲル弁証法についても・・・・
弁証法のスパークする姿は太郎の芸術への情熱。
展覧会のテーマは、
「ノン」「ピカソとの対決」「きれいな藝術との対決」
「わび・さびとの対決」と記載されていた。
例えばピカソとの対決とは、
岡本太郎はテーゼ(ピカソ)アンチテーゼ(岡本太郎
ジンテーゼ(作品)の創作に止揚されたのではないか・・・・


それにしても北の丸公園の桜は美しく気品に満ちていた。