ジムノベディ1番


あれは、薬師丸ひろ子主演の『Wの悲劇』のクライマックス、
エリック・サティの『ジムノベティ1番』が流れてきた。
「ああ、なんか心が休まる曲だな」
音符が頭の中でゆっくり漂うような
ゆるやかな心地よさが時空を満たすような
そんなメロディだった。
当時、サティの存在を知らない私は、確か映画のパンフレットから、
この作曲者を知ったと思う。
そして早速サティのカセットを購入したのを覚えている。