3月は厳しかった・・・・


会社の役員会の経理報告。
昨年度より本年度の3月の売り上げが15%落ち込んでいた。
単月の収支では大幅な赤字となった。
特にイベント関係の自粛。
計画停電による業務の停止。
被災地の施設が津波で壊滅的な被害を受けたことなど。
「3月は物心両面で厳しかった・・・」
「そしてこれからも当分厳しい会社経営に迫られる」


4月になり徐々に自粛ムードも変化が見られているが、
厳しいスタートの平成23年度の予算となる。


平成23年度第一次補正予算衆議院で可決された。
4兆153億円。
政府の施策は総花主義で、
あれもこれも適当なところで済ませていないだろうか。
特に財政に関して・・・
何にお金を使うかは最も大切なことだ。
また歳出に対しての歳入についても。
財源の確保なくして予算を組むことはできないのだから。


ハッキリ言って民主党のマニュフェストは、
こども手当を始め、
将来の財政の健全化を実現するには、現実的には不可能に近い。
震災に対するマニュフェストを新たに作成すべきだ。


また、厳しい事も国民にお願いしなければならないだろう。
例えば増税についても。
消費税なのか、所得税なのか、
震災の復興のために増税は避けられないのなら、
早急に財源の確保の明確な指針を示し、
「復興のため国民の皆さん協力してください」
「全国会議員も給料の3分の1を国庫に返納します」
と国民に菅直人首相自らメッセージを伝えるべきだろう。
財政再建に取り組んだ小泉元首相のように、
直接理解を求めるべきだろう。
官僚を怒鳴り散らしたり、
感情的な指示をするのではなく、
威厳を持ち理性的な判断を下して戴きたい。


つなぎ予算ばかり通しても、
本当の国家予算にはならない。
つなぎ予算とはそもそも資金繰りの悪い会社と同じことだ。
企業なら、つなぎ予算は倒産の道に進むことになりかねない。