放射能の現実


文部科学省福島原発の80キロ圏内の
地表の汚染マップを見て驚いた。
それは日米共同で放射性物質セシウム137とセシウム134の
蓄積量の調査結果によるもの。
赤色の300万〜3000万ベクレルの地域が、
福島第一原子力発電所から北西に伸びている。
一部は30キロ圏内を超えている。
今回のマップでは計画的避難地域の外の一部でも、
チェルノブイリ原発事故での強制移住基準、
セシウム137が55・5万ベクレルを超える地域が散見されている。
放射能汚染の現実は深刻だ。


毎日公表されている、
各地の観測された大気中の放射線量は、
高い数値ではないが、
宮城・茨城・千葉で平常値をやや上回っている。
福島県の都市部の福島市1・62毎時マイクロシーベルト
郡山市1・4毎時マイクロシーベルトなどは、
注意深く推移を見るべきだろう。


これからもきめの細やかなモニタリングをして、
科学的な検証を踏まえながら政府は、
今後の避難区域の指定など放射能対策をしていただきたい。


日本は広島・長崎の原爆の放射能に苦しめられ、
今回の東日本大震災でも原発放射能で、
甚大な被害に見舞われている。
子供たちの世代、
未来への負担をこれ以上掛けてはならない。