横浜美術館


今日は横浜美術館で「ヨコハマトリエンナーレ2011」を鑑賞。
テーマは「世界はどこまで知ることができるか?」


様々なアーティストの作品がアラカルトになった展示会。
表現は適切でないかもしれないが、
弁当に譬えれば幕の内弁当のような味わいの展示会。
オノ・ヨーコ、前田征紀、イン・シウジェン、イサム・ノグチ
ライアン・カンダー、横尾忠則など。


作品の中では横尾忠則のⅤ字の道路が印象に残った。
暗いタッチで描かれた、
Ⅴ字の分かれ道と、どこにでもある街並みの作品が数点。
どうして横尾忠則はⅤ字の分かれ道に執着するのか・・・
あるいは惹かれるのか・・・・
そういえばその絵の中に、
渋谷の宇田川町のⅤ字の分かれ道にある、
中華料理屋の風景に似ていた構図があった。


白い装束の白人の若い女性が、
日本の箒で白い砂を円を描きながら掃いている映像があり、
何となく奇妙なそれでいて荘厳な感じがあった。
彼女達の姿は儀式のようにも見える。
5〜6人の女性が円を描きながら歩いている。
それも何故か日本の畳箒(たたみぼうき)で掃きながら・・・
丸い円を描いて歩くので、
彼女達は必然的に前を歩く女性の足跡を掃くことになり、
足跡を消すこととなる。
但し自分自身の足跡は残る。
その足跡をまた、彼女の後ろを歩く女性が掃いて消してゆく。
延々と丸い円を描きながら掃き続ける白人の娘達。


美術館で鑑賞した後は、元町をぶらぶらした。
元町は秋風が心地良かった。
皮のヒロキを覘き、
いつものようにレトロな自動販売機で、
瓶のコカコーラを飲んだ。


ウチキパンに寄って食パンを買い、
家路に着いた。