裕次郎と絵画


石原裕次郎主演の「銀座の恋の物語」を観る。
この「銀座の恋の物語」はデュエット曲で親しまれ歌い継がれている。
映画より今では歌のほうがポピュラーになっている。


裕次郎は画家を夢見る青年。
相手役の浅丘ルリ子はお針子の役。
若い二人が銀座を舞台に繰り広げるラブストーリー


若き画家を演じる裕次郎のコンテや絵筆が実に素晴しい。
後で知ったが、石原裕次郎は玄人はだしの絵を描いたそうだ。
サルバドール・ダリの絵を好んでいたとも・・・

この「銀座の恋の物語」の婦人警官役の江利チエミがいい。
彼女は裕次郎扮する青年画家に片想いをしてるのだが、
なかなか好意を伝えることができない、
ウブな女性。


この「銀座の恋の物語」は、
十八番のタフガイとは一味違う、
繊細な裕次郎を垣間見る事が出来る異色の映画だ。