大エルミタージュ美術館展


六本木の「国立新美術館」で「大エルミタージュ美術館展」を鑑賞。
西欧絵画の16世紀から20世紀の代表的秀作が展示されていた。


16世紀 ルネサンス・人間の世紀
17世紀 バロック・黄金の世紀
18世紀 ロココ新古典派・革命の世紀
19世紀 ロマン派からポスト印象派まで・進化する世紀
20世紀 マティスとその周辺・アバンギャルドの世紀

の構成で展示されている。
印象に残った作品は、
バルトロメオ・スケドーニの「風景の中のクピド」
ペーテル・パウルルーベンスの「ローマの慈愛(キモンとペテロ)」
オーラス・ヴェルネ「死の天使」
クロード・モネ「霧のウォータールー橋」
パブロ・ピカソマンドリンを弾く女」


それにしても西欧絵画を鑑賞するにつれ、
西欧芸術に「聖書」が重きをなしていることを意識した。
西欧芸術の多数の作品が「聖書」をモチーフにしている。
西欧芸術に広範にして深部まで影響を与える「聖書」は、
まさにバイブルだ。
芸術に対して「聖書」のように圧倒的な存在を有する書物は、
日本には存在しないのではないか?
そんなことを考えさせられた。


絵画鑑賞の後はお腹もすいたので、
神楽坂の日仏学院のレストラン「ラ・ブラスリー」でランチ。
普段着のフレンチを美しい庭で食べられるレストラン。
そこで今日は天気も良く心地よい日和なので、
テラスで食事をすることにした。
レストランのテラスは、
緑に囲まれて都会とは別世界の空間。
初夏の木漏れ日が揺らめいていた・・・
今年は日仏学院創立60周年にあたり、
イベントも行われていた。