日本人のDNA
「日本人のDNAが騒ぎますね。」
昨日、相撲観戦をご一緒した知人の言葉が印象に残った。
知人は60代の業界団体の専務理事。
横綱白鵬と大関稀勢の里の13戦全勝同士の一番、
場内の歓声で国技館が揺れた。
稀勢の里は横綱昇進への大事な一番。
観客のすさまじい熱気に、
日本人横綱の誕生への期待を感じる。
「稀勢の里が勝ったら座布団が飛びますよ」
桝席での観戦でお酒が入っていたこともあるだろうが、
紅潮した顔で話す専務。
白鵬と稀勢の里は、
白鵬の立ち合いの変化のあと、
がっぷりよつの力相撲となった。
稀勢の里は横綱に昇進するための大事な一番。
勝敗は白鵬が稀勢の里を掬い投げで破り、
14戦全勝。
稀勢の里は痛い一敗となった。
内容はいい相撲だったが、
「負けは負けですから」
と稀勢の里は善戦では意味はなくあくまで勝負士としてのコメントをした。
わたしも日本人のDNAが騒いだ一番だった。