小切手の思い出


小切手はサインをしなければただの紙切れだ。
東南アジアで仕事をしていたとき、
わたしのサインで会社の小切手を振り出していた。
小切手はシティバンクだったような気がする。
小切手は日本のような印鑑ではなくサインだった。
現地の従業員に支払う給料も小切手だった。
わたしのサインは銀行印と同じ効力を持っていたことになる。
ただの紙切れがサインひとつでお金になる。
重要なサインなので色々考えたが、
英語でなく、漢字のサインで銀行に届けたのを覚えている。