「蒼い時」そして善光寺詣


昨日今日と長野に出張。
堀辰雄の「風立ちぬ」でも買おうかと東京駅の本屋に入ったのだが、
残念ながら本は見当たらなかった。
ふと本棚を見ると山口百恵の「蒼い時」があった。
直観的に本を購入してた。
新幹線の車中で「蒼い時」をぱらぱら捲って読んだ。
「私の原点は、あの街ー横須賀」
「蒼い時」の序章の書かれていた文章に目が留まった。
この本を読んだ学生時代の気持ちが甦ってきて、
少しばかり私は胸が熱くなっていた。


新幹線で長野駅について、
荷物をホテルに置いて、善光寺まで散歩した。
夕方ということで善光寺の門前は人通りは少なかった。
仁王門を潜り本堂へ・・
善光寺の本堂で手を合わせ祈願をする。
善光寺の御本尊は一光三尊阿弥陀仏如来
宗派の別なく宿願可能な霊場で、
女人救済のお寺でもある。
しばらく境内を散策すると、
大きなお地蔵様があり、こちらに迫ってくるような威圧感を感じた。
優しいお地蔵様の印象より恐ろしい感覚に襲われた。
このお地蔵様は延命地蔵尊で、
振袖火事の八百屋お七の霊を慰めているとのことを後で知った。
戦慄を覚えたのは八百屋お七の霊が迫ってきたのかな・・・