台風厳重警戒


窓の外は唸りを上げて風が吹いている。
雨がま横に流れている。
明け方は雲底に黒みを帯びながら光が差していた。
雲の流れが速く、
台風が近づきつつあることを予感させていた。
台風18号の特徴は、
日本付近で発達したことだ。
通常は日本付近に近づくと気圧が上がり、
風速も弱まるのだが、
980ヘクトパスカルだった気圧が一時965ヘクトパスカルにまで強まった。
この原因は日本付近の海面温度にあるのではないか。
猛暑によりいつもの年より海面温度が高く、
海から大量の水蒸気(エネルギー)を台風に供給したのだろう。
台風のエネルギーは水蒸気に他ならないからだ。
厳重警戒の台風だ。