こども絵画コンクール


「はい」と元気な声の少女。
ひな壇に歩む姿は可愛いが堂々としていた。
笑顔で私の前に立つ。
「表彰状・・・」
私が表彰状を読み上げると、
私を真っ直ぐ見つめる少女の目がまぶしかった。
私から金賞受賞者の少女に表彰状と記念品を渡した。
少女の目線に合わせたかったので、
心持ち屈んでの表彰状授与になった。
少女は聴覚特別支援校の児童。
「環境をテーマ」にした絵画コンクールの主題を踏まえた、
感受性豊かな色彩感覚の絵画だった。
何故か、表彰状を渡したとき、
こみ上げるものがあった。
目と目を交わしたとき、
ふれあいのようなものを感じた。
「よかったな」
心からそう思った。


この表彰式でこども達から元気をもらった。


「こども絵画コンクール」のむすびの言葉。


「本日はみなさんの素晴らしい絵画を拝見して感動いたしました。
私たちは、みなさんがこれからもたくさん勉強して身体を鍛えて、
友達をたくさん作って、大人になって、素晴らしい日本、
世界を作っていただけるよう期待しています。
本日は、本当にありがとうございました。」