センチメンタルハッピー


昨日は閉店したクラブやチーママのことがなんとなく思い出され、
少しセンチメンタルになっていた。
気分転換に、たまに立ち寄るスナックにお邪魔した。
このお店の女の子は20代から30代の若い子が多い。
ただおじさんのお客が多いので、
女の子は演歌系の歌もカラオケのレパートリーにしている。
23歳のキュートな娘さんは、
お客さんとテレサ・テンをデュエットしていた。
なかなか情感のある「つぐない」だった。
私もカウンターで「今日でお別れ」を歌うと、
「お上手ですね」
と隣の紳士から声をかけられ、
しばし二人でカラオケを楽しんだ。
隣のお客さんは大学時代グリークラブに所属されており、
声楽正しい歌い方だった。
特に映画の「慕情」の伸びのあるテノールが印象深かった。


原田知世似の女の子が、
彼氏の浮気現場に遭遇した話をしていたが、
「トイレのタンクに凝集剤を入れておけばよかった」
「そうしたら流れなくなるから」
そんな復讐話?をしていた。
「浮気相手の女は非常口から逃げました」
そんな話を聞いて思わず苦笑してしまった。
いつの間にかセンチメンタルな夜はハッピーな夜になっていた。