世田谷美術館


今日は世田谷の砧公園(きぬたこうえん)を散策。
この砧公園は、
知る人ぞ知る三浦友和・百恵御夫妻が初めて出逢った場所。
園内はサトザクラが満開でまさに春の盛り。


世田谷美術館に立ち寄り、
桑原甲子雄(くわばらきねお)の写真=トーキョー・スケッチ60年を鑑賞。
〈東京長日〉より〈世田谷区〉1976年が印象に残った。
バスの後ろの席で少年が4人座っているモノクロ写真。
4人のうち、3人が野球帽を被っている。
私も小学生の頃、黄色い巨人の野球帽を被っていたので、
当時の自分と重ね合わせて懐かしかった。
あの黄色いジャイアンツの野球帽は、
消えない虹のような存在なのかもしれない・・・


ファシズムへの足音が聞こえてくるような一枚の写真。
それは〈東京昭和十一年〉より〈麹町区馬場先門二・二六事件当時〉1936年。
帝都東京は青年将校武装蜂起で戒厳令が敷かれていた。
ソフト帽に外套を着た男が雪の原の宮城を見つめている。
写真と言うよりは、切り絵のような構図になっている。
雪の皇居前広場に木の立札が、
「通行止 警視庁」


砧公園の中にある「ル・ジャルダン」でランチを取る。
シェフのおすすめランチを注文。
牛の頬肉のステーキが柔らかく、
ソースも濃厚な味で美味しかった。
それにしてもレストランからの景観は素晴らしい。
ちょうどレストランで結婚式の披露パーティを開催していた。
新婦の純白のウエディングドレスが春の陽を浴びて美しかった。