太陽に壊される愛


 薫(沢尻エリカ)の言葉が切なかった。


 『嫌ってほしい、だって私からは嫌いになれないから』


 『怖かった、初めて本当に死にたくないと思った。
  これ以上好きになったら、生きたくなる。』


 薫の孝治(山田孝之)への想いが、溢れている。
 薫は愛を知り、死を恐れ、愛する人と生きたくなる。
 月光は太陽に恋してはいけないのか・・・・・
 孝治の「あきらめるな」
 という力強く、そして優しい言葉、
 薫の愛の月光が輝く。
 月光の少女(薫)は太陽の青年(孝治)に照らされ輝く。