バブルの教訓いかに・・・


漠然と思うことがある。
アベノミクスは大丈夫なのか・・・
いつまで日銀は長期国債の大量購入などの金融緩和を続けるのだろうか。
財政規律はどうなってしまったのか。
城南信用金庫の第三代理事長の小原鐡五郎氏のこんな言葉が頭に浮かぶ。


『貯蓄興国 借金亡国』
『産業金融に徹する』
『国民経済が大切』


また小林鐡五郎は「裾野金融」という理念で信用金庫を運営した。
裾野である末端の中小企業が日本の経済を支えている。
だからこそ中小企業に親切にする。
まさに富士山は裾野があるから美しい。


小林鐡五郎は、
「貸すも親切、貸さぬも親切」
「カードは麻薬」
などの言葉も残している。

バブル時期に無理な貸し出しをしなかった城南信用金庫は財務状況も順調。
顧客満足度も高い。


私の勤務する会社もここ10年、無借金会社を目指してきた。
おかげで長期借り入れはかなり減った。


アベノミクスで株価と物価は上昇しているが、
賃金の上昇は大企業に偏っている。


      『貯蓄興国 借金亡国』


あのバブルの教訓はいかに・・・・
かじ取りを間違えると日本はスタグフレーションになりかねない。
難しい経済理論はいらない当たり前のことを丁寧にすることだろう。