鬼は内


今日は節分。
本当の鬼は何処にいるのだろう?
鬼を邪気とするなら、
自分の外の世界だけに鬼が棲んでいるのではないような気がする。
「鬼は内」にあるのでは・・・
自分自身が鬼の住処があり、
ひょんなことからこの鬼が暴れ出すことがある。
そんなことから、
「鬼は外」
と己の鬼も外に出さねばならない、
そんなことも考える。
ただし、
「鬼は外」と叫んでも、
なかなかこの鬼はしぶとくて自分から離れてくれない。
そうだとすれば己に棲む鬼を飼い馴らすしかないか。
むしろ鬼は無理やり外に追い出すより、
この鬼にやさしく接する方が得策なのかもしれない。
毒は良薬になることもある。
そんなことを節分の日に思う次第だ。