本多静六先生


ここのところ心身ともに疲れていた私にふと浮かんだのは本多静六先生だった。
本多先生は林業を専門とした東大の教授だった。
先生は明治神宮日比谷公園の造園にその手腕を発揮されている。


本多静六先生のお金の指南書「私の財産告白」の著作がある。
東大の林業の専門家が、お金の本を書かれている。
「私の財産告白」は異色の本だ。


私は30代・40代にその本を読み忠実に実践した。
所謂、「4分の1貯蓄法」だ。
給料の4分の1を強制的に貯蓄に廻すこと。
私は、財形貯蓄でこの4分の1貯蓄法を実践した。
お陰様で貯蓄の習慣ができた。
そんな本多先生の印象に残ったことばは、



「人は気の持ち方一つで、陽気にも陰気にもなり、
 愉快にも悲しくもなるものである。」

「よき人生はよき計画に始まる。」


よき師である本多静六先生を思い出したのは、
何か心の内奥から先生の教えを欲することがあったからだと思う。