きゃらの香り


小唄のお稽古は、
「きゃらの香り」を習っている。
お師匠さんが、
「きゃらの香り、三下り、本調子」
と言って三味を爪弾く。


きゃらの香りと あの きみさまは 
いく夜とめても わしゃ とめあかぬ
ねても さめても わすられぬ


「ねても さめても わすられぬ」と切ない情愛を唄う


※ きゃら(伽羅)は香木