あこがれの中山律子プロ


ユニフォームの背中には「東京タワー」の文字。
その人は中山律子プロ。
1970年代のボウリングブームには中山律子プロの活躍と美貌があった。
女子プロ公式戦初の300点のパーフェクトゲーム達成。
エメロンシャンプーのコマーシャル「さわやか律子さん」は流行語となった。
子ども心に綺麗な女性だなと思った。
その美しい顔からは想像できない野太い声?が意外だった。
当時の人気歌手、あべ静江のようなお嬢様のような声かと思っていたら、
インタビューの彼女の声は太い声だった。
そして中山プロの筋肉質な立派な二の腕もすきだった。


ボウリングでは中山プロの投球ホームを真似した。
新藤恵美主演のボウリングのスポ根ドラマ
「美しきチャレンジャー」も見ていた。


万博の年だったか、正月2時間待ちしてボウリングをした。
その時、伯父が着物姿でボーリングをしたのを記憶している。
大人になり東京タワーボウルでボウリングをした。
緊張した。
中山律子プロがいそうな気がしたからだ。
当日、残念ながら中山律子プロはいらっしゃらなかった。
中山律子プロへのあこがれは、
東京タワーボウルへのあこがれとなったいた。
その東京タワーボウルも今はない。