引き出物はブックカバー


三浦友和・百恵ご夫妻の結婚式の引き出物のひとつは、
皮のブックカバーだったそうだ。
お二人はお付き合いしている頃、
お互いで本の貸し借りをしていたそうだ。
SNSのない昭和では交換日記が恋人たちで流行っていたけど、
お二人は交換読書で愛を育んだのだろうか。


学生時代、山口百恵さんの愛読書、高村光太郎の詩集「智恵子抄」を読んだ。
百恵さんは「智恵子のように愛されたいな」
そんな「智恵子抄」の感想を漏らしていたように記憶する。
私はといえば詩人とはなんと優しく残酷なのか。
ふたりの愛を文学に昇華してしまう詩人の魂のアンビバレントを見る思いがした。
でも「レモン哀歌」は何度読んでも泣けたけど・・・


現役時代、一日50ページ以上本を読んでますと対談で話していた百恵さん。
結婚式の引き出物の皮のブックカバーは、
本好きの百恵さんらしいなと思いました。